元シャドウ乗りが考える400ccアメリカンバイクの愉しみ方

現在では新車販売がなくなってしまった400ccアメリカンバイクだが、なんと中型免許で乗れるクルーザー(アメリカンバイク)はホンダのレブル250のみとなってしまった。

なんとも寂しい限りだがそう思う人が少ないからこそ各メーカー共、アメリカンバイクの販売を止めてしまっているのだと思う。

 

Vツインエンジンは他に共有できる車種がいないため専用に開発する必要があり、それをしてしまうとコストが高くつく。その結果、価格が高くなりハーレーの価格帯に近づいてしまい無残な結果に終わってしまう未来がきっと見えているのだろう…

 

ではそんな中、俺たちのようなアメリカンバイク大好きライダーはどうすればいいか。

中古のアメリカンバイクを探すしかない!まだドラッグスターやイントルーダー、シャドウが手に入る(21/07/29現在)。

 

EV化が進む現代においては、まだ手にしていない人はこれがラストチャンスであり、現在所有している人は最後のアメリカンバイクとなる可能性が高いことを覚悟していただきたい。

 

そんな人気のある400ccアメリカンバイクの愉しみ方を今回をご紹介したいと思う。

 

低い速度で鼓動感や景色を愉しむ

アメリカンバイクはとにかく低速域での鼓動感が魅力!!

 

400ccアメリカンバイクとなれば排気量が少ないため高い速度域や加速しようと思ったらエンジンの回転数を上げなければいけない。だがそうしてしまうとVツインエンジンのスイートスポットから外れてしまう。

 

このVツインエンジンを愉しむにはドコドコといった強い鼓動感を味わえる速度域で乗るのが一番いい。

そのため高いギアを使用し、法定速度内で走るのが結果一番となる。

 

安全走行が一番楽しいなんて、なんともすばらしいことではないだろうか。

 

バッグとの一体感が素晴らしい

バイクで乗る上でネックになるのはやはり荷物だろう。

 

車種にもよるのだが基本的に収納はないと思ってほしい。そのためボディバッグやリュックサックを身に着けて乗ることになる。

それが面倒なのと身体の負担になるため嫌になってくる。

 

対策としてバイクにバッグやケースを付けるようになるのだが、大概はバイクの外観を損なうことになってしまう…

収納装備は非常に便利だがバイク雰囲気が崩れやすい…

 

だがアメリカンバイクの場合はバッグやケースを装着しても雰囲気が損なわれない。

 

革ジャケットにしろ革バッグにしろ革との相性が非常にいいのがアメリカンバイクの特徴であり、アクセサリー感覚でオシャレに利便性を向上させることができるのだ。

カッコイイバイクにカッコイイ装備達、最高にかっこつけられるだろう?

 

 

デカイ・重たいからこそ得ることができる所有感(自己満)

これだけ鉄を感じさせる乗り物は他にあるだろうかと思わせるほどの美しく逞しい車体を実に惚れ惚れする。

 

実際重たいのだがその分、良い方に見た目や重量感に繋がっており、非常に満足感を得ることができる。

 

重たいと取り回しに苦労するのだが、反対に所有感は満たされる不思議な感覚である。

不便でもいい、そう思えるのはアメリカンバイクの魅力がデメリットに勝っている証明ではないだろうか。

 

乗車姿勢が楽なので走行が楽チン

通常のバイクとは違い、足を前に投げ出す独特の乗車姿勢で大きなシートが用意されているため非常に疲れにくい特徴をもつ。

 

椅子に腰かけるかのような体勢はバイク初心者ほど自然に乗る事ができる

 

ただポジションの自由度があまりないため長時間走行時には向かないが中距離までは神だといえる!!

 

服装を気にせずカジュアルに乗れる

 

シーソーペダル ※画像はGB350のもの:HONDA公式HP

バイクで乗る上で安全装備はもちろん必要になるのだが、装着したほうがいいもののそんな堅苦しく乗りたくない人にはアメリカンバイクがおすすめ。

 

アメカジや革ジャンが似合うのはもちろんのこと基本的にどんな服装にも似合ってしまう…

一部フルフェイスに批判的な意見もあるが、個人的にはカッコイイからアリだと思っている※カッコイイは正義!

またシーソーペダルを採用しているモデルも多いため靴も気にしなくていいのも良い。

 

シーソーペダル
通常のシフトは上下にシフトを上げ下げすることにより任意のギアを選択するため、靴のつま先にある程度硬度がないとなってしまう。
だがこのシーソーペダルは、文字通りシーソー形状を採用することにより前を踏むことによりシフトダウン、後ろを踏むことによりシフトダウンすることが可能。
すべてを踏むことで完結するため靴を選ばないのが最大のメリット※オススメしないがサンダルでも乗る事が可能

 

肩の力を抜いて気軽に楽しめるのがアメリカンバイクなのだ。

 

一般ウケが良い

良くも悪くもハーレーの印象は非常に強い。

バイクに興味がなくてもハーレーの名前はおそらくほとんどの人が知っているだろう。

 

そのためハーレー=良いバイク(高い)のイメージにより一般受けが良いとの構図になる。

性能云々ではなく、見た目や存在感にコストをかけたバイクなので良さが伝わりやすい。

 

実際に筆者がシャドウ400でホームセンターに買い物に行っていると駐車場で70歳ほど黒く焼けたお爺さんに「良いバイクに乗っとるなぁ、これハーレーじゃろ?」と話しかけられた。

すぐにハーレーではないと否定したが、そこからバイク談義となったほっこりエピソードだ。

 

ハーレーを敵視する人は国産アメリカンバイクは向かないが、その他のライダーは乗っていても降りても楽しめるだろう。

 

最期に

アメリカンバイクのメリットとしては下記の通り

 

・外観にコストがかけられており魅力的

・姿勢が楽で一般的

・遅いほうが楽しいため安全

 

ただ注意しなければいけないのが運動性能が低いというところだ。

旋回性能と制動力がかなり低い、今アナタが考えている以上に本当に低い…

 

筆者も「あぁもうだめだ…」と思ったことがある。

高い速度でカーブに入ったのが原因だが、オーバースピードによる交通事故は実は非常に多い。

目の前の風景がスローで流れ、段々壁に近づいていく…

 

フルブレーキでカーブの道幅ギリギリを使いシャドウを減速させる。

次に車体いっぱいに傾ける、フットボードをガリガリとアスファルトに擦り付けながらなんとか曲がりきれた。

 

少し調子に乗っただけで命を落とすところだった。

どんなバイクでも体が出ている以上、同じリスクを背負っているのだが、走行性能が低いとリカバーが出来ないという点を十分理解しておく必要がある。

 

つまりは、アメリカンバイクはアメリカンバイクらしく走ればいい。

それだけのこと。

 

そしてアメリカンバイクはとても素晴らしい。

きっとアナタの人生を素敵なものにしてくれると約束する。