9/27発売!新エンジン搭載ホンダ新型スーパーカブC125

2017年10月に世界販売台数一億台を突破したホンダが誇る小型バイクナンバーワンであるスーパーカブだが、このC125は2018年に誕生した高級モデル。

通常のスーパーカブ110とは違い、高級感を高めたこのモデルは従来のビジネスバイク感を完全に払拭しており、スーパーカブを趣味バイクとして手を出しやすくなった。

 

C125のデザインは1958年に誕生したC100をモチーフにしており、実に洒落たデザインをしている。

おそらく多くの人の心を射止めただろうが、その中のひとりに筆者も入っている。

そんな中、ついに次期モデル(新型エンジン搭載モデル)がホンダから正式発表された。

 

今回は2021年9月27日に発売される新型スーパーカブC125を紹介したい。

 

スペック

通称名 スーパーカブ C125
車名・型式 ホンダ・8BJ-JA58
全長×全幅×全高 (mm) 1,915×720×1,000
軸距 (mm) 1,245
最低地上高 (mm)★ 125
シート高 (mm)★ 780
車両重量 (kg) 110
乗車定員 (人) 2
最小回転半径 (m) 2.0
エンジン型式・種類 JA58E・空冷 4ストローク OHC 単気筒
総排気量 (cm3) 123
内径×行程 (mm) 50.0×63.1
圧縮比 ★ 10.0
最高出力 (kW[PS]/rpm) 7.2[9.8]/7,500
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) 10[1.0]/6,250
燃料消費率※5(km/L) 国土交通省届出値
定地燃費値※6(km/h)
70.0(60)<2名乗車時>
WMTCモード値★
(クラス)※7
68.8(クラス1)<1名乗車時>
燃料供給装置形式 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 ★ セルフ式
点火装置形式 ★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 ★ 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量 (L) 3.7
クラッチ形式 ★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式4段リターン※8
変速比 1 速 2.500
2 速 1.550
3 速 1.150
4 速 0.923
減速比(1次★/2次) 3.428/2.500
キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ 26°30´/71
タイヤ 70/90-17M/C 38P
80/90-17M/C 50P
ブレーキ形式 油圧式ディスク(ABS)
機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 バックボーン

■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)    ■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd.    ■製造国/タイ
■輸入事業者/本田技研工業株式会社

  • ※5燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
  • ※6定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
  • ※7WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
  • ※8走行中はリターン式で、停車時のみロータリー式になるチェンジ機構です

出典:HONDA公式HP

 

今回から採用された新型エンジンはロングストロークであり、低速に粘り強さがありシティライドを得意とする。

同時に発表されたモンキー125と同様のエンジンだがモンキーが5速ミッションに対し、C125は4速ミッションとなる。

少し残念な印象だが、遠心クラッチ付きミッションは4速で十分で、C125とはいえスーパーカブであるため実用的なものが最適だという判断だと思う。

 

チェンジ回数が多いと楽しいが、同時に煩わしさが増してしまう。それでは実用性重視であるスーパーカブのキャラクターにそぐわなくなってしまうため、4速ミッションで正解だろう。

だがスーパーカブフリークではない筆者は多段化されているほうがなんだか嬉しい気分になる。

 

スーパーカブ110のオーナーに訊いたが、5速なら5速のほうがいいと言っていた。

スーパーカブをはじめとする単気筒バイクは高回転になるほど不快になる可能性が高いため、シティライクのスーパーカブであってもそれは同じで、オーバードライブとして5速目があればよかったと思う。

 

高価格だが高品質

44万円という価格は125ccバイクとしてはかなり高い部類だ。

性能と見合っているかといわれたら十分に見合っていると思うが、125cc枠のバイクに50万円弱の予算を出せる人がどれだけいるのだろうか…

 

だが原付二種は、任意保険料を通常より安く契約できるため、使えるお金が少ないであろう家庭持ちの人にも手が出しやすいというメリットがある。

そのため少し高い設定でも125cc枠でならという話となれば、十分に需要が見込めるということである。

これは車も同様で、現在の軽自動車は200万円を超えるものも出てきており、軽自動車枠に拘る人が多いからこそ、軽自動車でも高品質なものをという需要を満たした結果である。

普通車を超えたと評される人気No.1軽自動車ホンダNBOX

 

現代においては排気量=高品質・高性能とは限らないのである、つまりは排気量マウントの時代はとうに終わっているということだ。

 

予算がない人やセカンドバイクにしたいお金をかけたくない人は通常のスーパーカブ110を選択し、メインで使用したい人はこのC125を選択すれば満足できると思う。

もちろんC125を選択する人の絶対数は低いとは思うが、選択肢があるのとないのとでは大違いだと思う。

バイクが売れに売れている2021年だからこその結果で、コロナ化は悪いことばかりだが、いちライダーとしては感謝すべき事態かもしれない。

 

スーパーカブ110とC125との違い

通常タイプのスーパーカブ110との違いは多くあるが、まずパワー出力が全然違う。

たかが15ccの違いと思っているようならそれは大間違いだ。

 

スーパーカブ110は110ccのエンジンを搭載しているが、決してパワフルなエンジンでもなく良いエンジンではない。

だが低燃費で耐久性が非常に高いエンジンなので名機なのは間違いないのだが、高品質なエンジンではなく、C125に搭載されているエンジンとは全くの別物となる。

 

スーパーカブ110のエンジンは8馬力で、C125は9.8馬力とあまり差はないように感じるのだが馬1.8頭分違うわけで、体感でいえば結構違う。

だがそれだけで価格差を埋めれるわけでもないため、全くキャラクターの違う兄弟のようなものと思ってもらっていい。

 

スーパーカブ110は、日本の情景に馴染むようなデザインだ。

どこかホッとするデザインであり、基本的なデザインは歴代を継承しているため、素人目にもスーパーカブと認識できる。

我々の生活に密着しているスーパーカブらしいデザインに仕上がっており、素晴らしいと思う。

こうした情景にもスーパーカブは当然のように馴染んでしまう

 

それ比べC125は魅せるデザインに仕上げてきている。

おっと思わせる輝くメッキパーツやデザインによって従来のスーパーカブのイメージを払拭できており、スーパーカブに興味を持ったがビジネス感が抜けなくて手が出ない層に、うまくヒットするだろう。

 

それにしてもこれほど非の打ちどころがないデザインに仕上げてくるところ、ホンダの本気度が窺える。

今回から追加されたパールネビュラレッドがすごく美しい

 

またC125には最近バイク界でトレンドとなっているスマートキーが装備される。

いちいち鍵を差す必要がなくなるうえ、鞄にいれたままにできるためかなり便利な機能だ。

 

迷ったら用途と予算に応じて選べ

どちらを選んでもカブであることは変わりない。

クロスカブやハンターカブが候補に挙がるならわかるが、スーパーカブ同士で迷うようなら単純に予算か用途で選んで構わないと思う。

 

近所を散歩するだけや通勤通学用となのか、プチツーリング(高速に乗れないため)や趣味用途なのかで単純に選ぶといいだろう。

筆者もNinja250から乗り換えるならC125にするだろうし、増車ならばスーパーカブ110にするだろう。

 

ただひとつ注意点を忘れていたのだが、スーパーカブは一般受けが非常に悪いため、バイク乗りにしか好印象になりにくいという特徴がある。

バイク=カッコイイに繋がりにくいバイクであり、オフ車のようなものと思ってもらいたい。

 

そのためこれで可愛い彼女を作るんだと意気込んでいる少年や中年男性は今すぐ諦めてアメリカンバイクに乗るといいだろう。