mazdaのRX-7という車をご存知でしょうか。
ロータリーエンジンという世界唯一のエンジンを積んだスポーツカーで、間違いなく日本をいや世界を代表する名車と呼べるでしょう。
私が以前所有していたのは、FD3S型で現在最後に発売されたモデルとなります。
トンネルも盛れるね
くっそ寒い中撮ったな#RX7 #FD3S #トンネル pic.twitter.com/D4PjGr1N1z— びゅー@RX-7→チャリ (@snopbyu) 2018年6月1日
1型から6型まであり私のは1型でした。
1型のSPEC
エンジン 13B-REW型 654cc×2 直列2ローター
過給機 シーケンシャルツインターボ
最高出力 255ps/6,500rpm
最大トルク 30kg・m/5000rpm
変速機 4速AT/5MT
サスペンション 前後ダブルウィッシュボーン
全長 4,295mm
全幅 1,760mm
全高 1,230mm
ホイールベース 2,425mm
車両重量 1,260kg
販売期間(1型のみ) 1991.12-1993.7
グレードは三種類あり、「タイプS」、「タイプR」、「タイプX」ですが、私のは「タイプR」の黒色でした。
私の中でRX-7は青か赤でしたが、前期型では青はなく、赤は経年劣化によりピンクに近い色に変わってしまいます。
近年はものすごく技術が進歩し、塗装のことを気にして車を買うことはありませんが、当時の塗装技術では、劣化がどうしてもはっきりと出てしまいます。
当時の車を綺麗に乗るならば再塗装するのが一番いいのかもしれません。光沢も復活しますし、自分の好きな色に変えて乗ることもできます。劣化し古さの目立つ車でも、目を引くくらい綺麗に見えます。
ただコストがかなりかかります。
どんな塗装にするかでもかわりますが数十万からの費用がかかるので一般的ではありません。
なので私は黒を買いましたが、再塗装することもなく、そのまま乗りました。スポーツカーは派手な色のほうが好みでしたが、乗っていると愛着が湧き、黒がかっこよく見えてくるので不思議なものです。
さてなぜRX-7に興味を持ったかというと「頭文字D」の影響です。
当時はものすごく流行りました。中古車の値段が上がるなどちょっとした社会現象になりました。

外装
リトラクタブルヘッドライト(以降リトラ)と呼ばれる開閉タイプのライトがものすごくかっこよく、心を奪われました。流線形のボディは大変美しく、低く幅があるため迫力もあり、デザインも性能を全てが最高と呼べる車でした。
頭文字Dでは主人公の車であるスプリンタートレノAE86もリトラでしたが、ハッチバックタイプなので欲しいとは思いませんでした。当時でも古く買うのが難しかったというのもありますが。
内装
室内はとても狭く戦闘的です。まさにコックピットという言葉がふさわしいでしょう。
とても簡素で革も使用したりもしていますが、品質は低く今の軽自動車のほうがよっぽど質が高いです。建付けも悪く、乗り心地も悪いのでいつもカタカタいってます。ですが当時の品質でいうと普通で、どの車もこんなものです。
後部座席ですがとても狭く大人は体操座りをしてやっと座れるくらいです。なので基本的には物置きとして使っていました。
トランクスペースですが幅はそこそこあるのですが、高さがほとんどないので乗せれるものは限られます。
インプレッション
1,260kgの車重に対して255psもあるため、ターボチャージャーも合わさってものすごい加速です。シートに身体を押し付けられます。
全開での加速では、タコメーターと速度計の針が同じ動きをします。
めちゃくちゃ速いです!!!!
ただロータリーエンジン宿命ですが、低速トルクがないためエンストをしてしまいます。ゼロ発進時は特に注意しないとエンストする可能性が高いです。
エンジンはものすごくスムーズで、レシプロエンジン(一般的なエンジン)とは違い、たいしたエンジン音を出さず加速していきます。たとえるならばモーターのような感覚が一番近いと思います。
このときだけはレシプロのほうがいいかなと思いました。頑張ってるぞという音が好きなんで(笑)。
ただ排気音はものすごくかっこよく、魅了されます。
操作感ですが、ステアリングを切れば切っただけ曲がっていく感覚です。
クイックイッと車が動くのでとても楽しいです。
コーナリングの限界がものすごく高く、私には限界まで引き出すことはできませんでした。下手な人でもそれなりに走らせてします車だと思います。
総評
1型を購入したのでピーキーさが強く出ていました。ですがそれが味わいに感じられるとてもいい車だと思います。鍵を差してエンジンをかける。そんな単純なことでも気分を高揚させてくれます。
上級者向けの車ではありますが、初心者でも車の魅力を存分に教えてくれます。エンストさえ気をつければ運転も難しくなく、燃費もものすごく悪いわけでもなく7km/Lは走ります。
ただこの時代の車なので故障が多く、劣化もかなりしていると思うので今買うのはそれなりの所得があるか、ものすごくこの車が好きな人しか乗るのは難しいかもしれません。
ですが機会がある人は購入し、人生に彩りを与えてほしいですね。
私のRX-7はタービンブローなどで手放しましたが、後悔など全くなく、車の魅力を余すことなく教えてくれた良い車でした。


コメントを残す